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荒木飛呂彦の漫画術を読んだ感想

レビュー
書評
2019/05/05 12:38:47

こんにちは。あすたぴです。

初めて読んだジョジョは、父親の本棚になぜか1冊だけ存在していた 40巻「ジャンケン小僧がやって来る!」です。
第4部で岸辺露伴が吉良吉影を追っている際に出会った少年(矢で射抜かれてスタンド使いになったばかり)にジャンケンを挑まれるというあたりです。
はじめて見たスタンドはヘブンズ・ドアー、ボーイ・Ⅱ・マンということになります。
その後、家の奥深くに眠っていたジョジョを1巻から読み、なかった巻は買い集め5部以降は本誌で読みました。

今日は荒木飛呂彦先生の本、「荒木飛呂彦の漫画術」を読んだレビューです。

荒木飛呂彦の漫画術

本書は漫画を書くだけではなく、ビジネスにも応用できる

本書は荒木飛呂彦が漫画1本で生活をしていくために考え、分析し実行してきた王道漫画の書き方、黄金の道、漫画を書く上での地図である。

本書はビジネスにも充分に応用できる内容が書かれています。

本の内容、流れ

本書では漫画を構成する4大要素として、キャラクター、ストーリー、世界観、テーマを挙げています
これらを表現する要素が絵です。
各項目ごとに章が分かれており、章内ではたびたび他作品を分析する例を出し
それらに対しての分析、考察をした上でそれを自身の漫画に適用し、適用したシーンの解説、ヒット作品に共通する絶対的な法則、明確なNG、失敗してしまいがちな点等、多くのことについてセオリーが書かれています。

最終的にはそれらのまとめとして、実際に漫画を書く流れを自身の漫画「岸辺露伴は動かない」の1ストーリーを用いて解説しています。
全体を通して荒木先生の漫画に対する思いが伝わってきます。

徹底的な分析

ビジネス観点で見た際に最も参考になる要素は荒木飛呂彦が今に至るまでにどういうことを考え、実践してきたか。
とうい点でしょう。

より良い漫画、漫画を売るために、漫画一本で食べるために荒木飛呂彦がこれまでに分析してきたことを事細かに解説しています。

先にあげた漫画を構成する4大要素のキャラクター、ストーリー、世界観、テーマごとにそれらが際立っている漫画を挙げたり良いところを受けて描いた漫画の例をあげています。

荒木先生がいかに考えた上で漫画を書き、売れるべく売れているかということが伝わってきます。

プラスとマイナスの法則

こちらはビジネス観点ではありませんが、非常に納得感のある例でした。
ストーリーを作る上で大切なことは「プラスとマイナスの法則」であると荒木さんはいっています。

キャラクターの置かれている状況が、ゼロを基準として、プラスにいるのかマイナスにいるのか。
特に少年漫画は常にプラス、プラス、プラスとプラスを積み重ねて上がっていく。
これはヒットするために絶対の条件とまで言い切っています。

例として、スポーツ漫画における地区、県、全国大会のような勝ち進んでいくパターンやバトル漫画でのトーナメントが挙げられています。

またバトルでのトーナメントはわかりやすいプラスではあるものの、トーナメントに優勝したあとをどうするか。という問題があるため荒木先生は使わないともいってます。
なぜこの法則に納得感があると思ったかというと、最近とある漫画を読んでいて友人と話していたことがまさにこれだったからです。

まとめ

本書は漫画を書くなら必須とも言える内容、且つビジネスにおいても既にある良いものを分析しセオリーを考えていく進め方が学べます。

荒木先生の本ということでジョジョや魔少年ビーティーについても話しも豊富にあり、先生のファンとしてもジョジョの裏側、どういう考えでジョジョが作られていたのかという点において楽しむことができます。

ぜひ一度手にとってみてください。

荒木飛呂彦の漫画術

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